《Wild Carnations (常夏)》 But if you do wish to demonstrate your keen sense of duty, then see if you can't manage to let your words have a little more room. Space them a little more generously. Let them be drawn out a little more and I will feel that the years of my life are being drawn out with them." He smiled at his little joke. "I've always had the fastest tongue. Mother scolded me for it, way back when I was a baby. The steward of the Myohoji Temple, she said, it was all his fault. He was there when I was born way out in Omi, and he had the fastest tongue too, and that was where I got it. I'll see what I can do about it." She said it most solemnly, as if prepared to sacrifice anything in the cause of filial duty. He was touched.
英語訳文(英文)の出典:『The Tale of Genji』 Edward George Seidensticker(エドワード・ジョージ・サイデンステッカー)コロンビア大学教授(2007年没)
3・自筆「源氏物語」の旧・所蔵者の特定の経緯について 近衛基熙の旧・所蔵の特定は、「花押」の写真照合技術によるものです。【古書】THE HISTORY OF VIOLIN PLAYING from its origins to 1761。アメリカのコンピューターを用い、「筆者識別(Handwriting Analysis)」と呼ばれる文字解析を、花押の照合に応用し、指紋の照合方法と同じ手法により99.9パーセントの確率で特定に至ったものです。高島嘉右衛門編『清国大家書集』明治35年 高島嘉右衛門刊 明治時代和本 中国書家・書道資料 中国清朝。
京都の公卿・大炊御門宗氏(おおいのみかど むねうじ)自筆「源氏物語」近衛基熙・旧所蔵
自筆「源氏物語」の「常夏(とこなつ)」の巻は、禁裏(京都御所)において書かれたものです。「延安一月 新民報文藝叢書之六」1冊 趙超構著 新民報社出版 民国35年 和本唐本古書漢籍書道碑法帖 希少。
原文は「源氏物語・常夏の巻」として美しく描かれている
自筆「源氏物語」の筆者である「大炊御門宗氏(おおいのみかどむねうじ)」は、室町時代の第103代天皇である後土御門天皇(ごつちみかどてんのう)の曽祖父です。奥州出若宮丸漂流実記。
したがって、出品した自筆「源氏物語」は、天皇の曽祖父の貴重な自筆です。太宰治『誰も知らぬ』昭和23年 ロッテ出版社刊 初版本。大炊御門宗氏の長男・信宗の娘が大炊御門信子(のぶこ)であり、信子は後花園天皇の寵愛を受け准后として御所に居住し、皇子を生み後に第103代後土御門天皇として即位し、信子は生母・皇太后となる。羽鳥文作旧蔵書 清水浜臣編『近葉菅根集』(全5冊揃)文化12年刊 森鴎外「羽鳥千尋」のモデルとなった羽鳥千尋の父 江戸時代和本。現在の今上天皇と系譜がつながっている。長谷川伸旧蔵書 吉野真保著『嘉永明治年間録』(全十七巻二十冊揃)明治16年 我自刊我書/古書保存書屋/甫喜山景雄刊 明治時代和本。
関白・近衛基熙(このえ もとひろ)は、後水尾院(第108代後水尾天皇)の皇女・常子内親王と結婚。図録 泉屋博古 検索:青銅器 支那 銅鏡 法書道 碑帖 骨董 拓本 拓片 珂羅版 原色 印譜 石鼓文 金石篆刻 鐘鼎文 青花瓷 影青瓷 宋瓷 武器武具。二人の皇女・熙子(ひろこ)は、甲府藩主・徳川綱豊と結婚。佛説観無量寿経 江戸期 木版刷 検索⇒ 金剛経 経折本 佛経 写経 藏経洞 古籍善本 唐本漢籍 支那 敦煌 彫版 刻経 木刻本 白棉紙 清朝 経書経。綱豊は、のち第六代将軍・徳川家宣となり、熙子(ひろこ)は将軍家宣の正室となった。武門要鑑抄。近衛基熙は、千利休の孫・千宗旦との茶会の交流(下記に掲示)で知られると同時に、第111代・後西院天皇や後水尾天皇を主賓に迎え茶会を開催。『洲之内徹小説全集 特装版』(全2冊揃)限定200部 1983年 東京白川書院刊。茶会の際、基熙が所蔵する藤原定家・自筆の「定家色紙」を持参した記録がある。田中菊雄編『頭書明治五百題俳諧俳諧手提燈 全』明治17年 柏原徳造刊(伊豆大島泉津村)明治時代和本 銅版刷俳諧類題句集 俳句 俳書。基熙は、他にも朝廷・幕府の間で茶会を何度も開催した記録が残っている。H/拳闘の知識と見方 昭和拳闘倶楽部編 聖書房 昭和7年初版。(資料の記録は下記に掲示)
出品した「源氏物語」は、南北朝時代から室町時代前期の公卿であった「大炊御門宗氏(おおいのみかど むねうじ)」の自筆です。山内神斧(山内金三郎)『寿寿』(第1期・全6輯揃)限定50部 大正3年 吾八版 郷土玩具図譜 中国・ロシア・東南アジア・西洋のおもちゃ画譜 壽壽。
自筆「源氏物語」の書の特徴から高松宮系統と称されるものです。蔵書票48枚『愛書票暦』(4年間分)1981~84年 クリフトン・カーフ 武井武雄 大本靖 梶山俊夫 宮下登喜雄 馬渕聖 萩原英雄 佐藤米次郎ら。「源氏物語」には、応永五年(1398)~応永十三年(1406)までの複数の年号の記載があることから、少なくとも応永五年から8年間にわたり書かれていることがわかる。経文 御文章 和本-写本 文明6-8 文明6-8。このため後醍醐天皇の宸翰(しんかん・天皇自筆)にかなり近い年代に書かれていることがわかる。速水春暁斎著 森川保之画『大日本年中行事大全』(全6巻3冊揃)蓍屋宗八刊 江戸時代和本。また、各巻ごとの書かれた年については不明。関野準一郎『飛騨遊記』限定100部 昭和26年 私家版 オリジナル木版画絵本。従って、応永五年とは、書き始めの年である。送料無料 吉備古瓦図譜 第2輯 玉井伊三郎 限定200部 昭和16年 古瓦 残欠 仏教美術 神社仏閣 検) 奈良 白鳳 天平 飛鳥 和本 古文書 仏像。また、落款から、後年、近衛基熙(1648~1722)の所蔵となり、時代が下って、松平不昧公の手にわたり、正室・方子の所蔵となったものである。森琴石編『皇朝清国名家画帖 全』明治13年 吉住音吉他刊 彩色木版画譜 明治時代和本 中国絵画 中国美術 日本美術 文人画 南画。近衛家で永く保存されておりましたので、保存状態は極めて良好です。『皇漢名人書画帖 全』明治13年 宮崎熊吉刊 彩色木版画譜 明治時代和本 頼山陽 大倉雨村 渡辺崋山 姫島竹外 望月玉渓 田能村竹田ら。
大炊御門家は、平安時代末期摂政関白藤原師実の子経実・治暦4年(1068)~天承元年(1131)を祖として創立された。☆E0293大正14年(1925)古地図「大正最新樺太精図」1点/嵯峨野彦太郎/小島大盛堂。大炊御門北に邸宅があったため「大炊御門(おおいみかど)」を称する。★0470和本江戸元文2年(1737)神道写本「神宮秘伝問答」1冊/甲斐国山梨郡乙川戸村/日原政峰/古書古文書/手書き。初代、経実の子経宗は平治の乱で平清盛方の勝利に貢献。北園克衛『天の手袋』昭和8年 春秋書房刊(初版本) 芸術論集。また、二条天皇の外戚として勢威をふるい、左大臣に昇った。貝原益軒『花譜 巻之上』元禄7年序刊 青山花茂本店旧蔵書(印記「花茂本店北野家図書印」)江戸時代和本 本草学書 植物学書 花書。出品した「源氏物語」の筆者・大炊御門宗氏(おおいのみかど むねうじ)は、大炊御門家13代の当主で南北朝時代から室町時代前期の公卿。谷村光義著 壺井義知校『建武年中行事略解』(全5冊揃)享保17年 茨城多左衛門 江戸時代和本 後醍醐天皇『建武年中行事』註解書 有職故実書。応永5年(1398年)に従三位となり公卿に列する。和本「一休和尚 佛鬼軍 全」天保5年 十念寺十八世/澤了書之 27丁 絵入 木版摺 地獄絵図 鬼神 菩薩 霊界合戦 異本 (江戸 仏画 古文書。備前権守、参議、権中納言、権大納言などを歴任し、応永27年(1420年)に内大臣に昇任した。★Z53和本江戸天保3年(1832)馬嶋流眼科写本「尾州大智房眼科書」1冊/古書古文書/手書き。
旧・所蔵者の近衛基煕は、「源氏物語」に造詣が深く、「源氏物語」の注釈書『一簣抄』(いっきしょう)を著(あらわ)しております。【複製】【風車】 影宋本 備急千金要方(千金方)◎孫思邈 医学書◎35冊揃 昭和49年 限定500部 定価28,5万円 毎日新聞社 専門書。炊御門宗氏・自筆「源氏物語」は、近衛基熙が研究のために収集し、のちに出雲松平家に伝わり、松平治郷の正室・方子が鑑賞していたものです。金工鑑定秘訣 天地セット揃い 大正6年(1917) 松山堂版/藤井利八/後藤家刀装具/野田敬明/高瀬伴寛/野田政明画/千形仲道/江戸和本/B3227769。近衛基熙が所蔵する自筆・「源氏物語」の中で、最も美しく繊細な筆致で記された平安時代の文字に最も近いとされております。神坂雪佳顧問 川那邊行吉編『魁』(2冊=第1号、3号)明治33-34年 魁成舎刊(京都市) 染織図案誌。数ある自筆「源氏物語」の中で、第一級品と称される貴重な自筆です。松山棟庵『地学事始』(全3冊揃)明治3年 慶應義塾蔵版 彩色木版画多数入(世界図・国旗)明治時代和本 古地図。
出品した「源氏物語」は常夏(とこなつ)の内容の要旨
「常夏の巻」は、『源氏物語』五十四帖の巻名のひとつ。釈雲山著 三上源次郎編『渡支日記』大正12年 苔香会刊 大正時代の中国大陸旅行記 紀行集。第26帖。川畑契水『皷胴集 上巻』大正11年 芸艸堂刊 彩色木版画譜 雅楽器・神事用小鼓など全25図 鼓胴集 太鼓 神道資料 和楽器 漆工芸 漆芸。光源氏36歳の5月の話玉鬘十帖の第26帖。古建築装飾紋様集成 草木編 近藤豊著 1972年(1974年第2刷) ■送料無料。巻名は光源氏と玉鬘が常夏の花(撫子)を詠んだ和歌「なでしこのとこなつかしき色を見ばもとの垣根を人や尋ねむ」にちなむ。『雍府画帖』(全3冊揃)明治30年 芸艸堂刊 彩色木版画譜 京都名所画譜 竹内栖鳳、菊池芳文、山元春挙、谷口香喬ら。源氏の君36歳の夏の話。利未記講義 BFバックストン 明治37 日本聖公会 キリスト教新約聖書旧約神学宗教学カトリックプロテスタント ルターカルヴァン戦前福音書OD。盛夏の六条院で、釣殿で涼んでいた源氏は夕霧を訪ねてきた内大臣家の子息たちに、最近新しく迎えられた落胤の姫君(近江の君)のことを尋ねる。1921年 北京 写真多数 北京現地刊行 検索:順天府 皇城 角楼 四九城 軍閥 溥儀 総統府 蒋介石 馮玉祥 北平 生写真 古建築 中華民国 支那電影。夕霧と雲居の雁の仲を許さない不快も手伝って痛烈に皮肉った。1906年 古今要覧稿 検索:武道 武具 装身具 馬具 兵器 武器 長刀剣 弓箭 剣術 兵法 兵書 傳書 戦陣 甲冑 鎧兜 弓矢 弓道 支那 武士道 殺人剣。内大臣と夕顔の君の姫君である玉鬘の姫君は、いつになったら実父・内大臣に会えるのか思い内大臣と源氏の君の間の板ばさみの玉鬘であった。旧約聖書 小預言書講解 2冊揃 堀内文一 日本自由メソジスト教会 キリスト教 新約聖書旧約聖書 検)神学宗教学カトリック プロテスタントOA。一方、源氏の皮肉を聞いた内大臣も激怒。☆E0275和本明治10年(1877)西南戦争西郷隆盛「鹿児島軍記」巻1~8の8冊/大西庄之助/絵入古書古文書/木版摺り/浮世絵。雲居の雁のところへ出向いたが、夏の暑い盛りに単を羽織ってうたた寝していた姿に「はしたない」と説教する。古文書 和書 「衆成笠間誌」 笠間誌 笠間時朝 歴史資料 郷土資料 茨城県 偉人(レターパックライト発送)。またあまりに姫君らしくない近江の君の処遇に思い悩む。白描水滸人物 画譜 検索⇒ 描写 写生 人物絵 絵本 挿絵 唐画 南画 経折本 画帳 朱印譜 篆刻 書道 書法書 書画名家 絵巻 水滸傳 梁山泊 支那。そこで長女・弘徽殿女御の元に行儀見習いへ出すことを決めたが、女御へ贈られた文も和歌も支離滅裂な出来で、女房たちの失笑を買うのだった。【非売品/戦前】『赤城義臣伝 慶応4年補刻版』全5冊揃い●片島深淵子著●田尻種経●大正5年発行●検)赤穂義士赤穂浪士江戸時代忠臣蔵資料。
「常夏(とこなつ)」自筆原本の上部には、「養在深窓人未知」(養われて深窓に在あり 人いまだ識らず)という篆書印が押捺されている。木版ぽち袋「江戸の花 纏の振込ミ」34枚(大正時代頃)江戸火消し纏を描いたポチ袋 江戸の華 消防 彩色木版画。言葉の意味は、「良家の娘だから深窓の令嬢として育ったのでしょう」という意味である。民国期 王良常 篆書 千字文 求古斎 検索⇒支那 中国書道 書法書 法帖 金石篆刻 唐本漢籍 古籍善本 古墨 拓本 印譜 魏碑帖 碑刻 漢碑 経折本。この言葉は、「常夏」の巻の原文で「窓の内なるほどに従ひてゆかしく思うべかめるわざなれば」とある。長谷川伸旧蔵書 金田清左衛門編 山岡鉄舟著 楊洲周延画『戊辰解難録 全』明治17年 金清堂刊 明治時代和本 江戸無血開城顛末記 明治維新資料。一般にごく普通の男でさへ深窓の両家の娘には心をひかれるが身分の高い六条院の内にいる玉鬘の姫のことを世間では美しいと評判ですよと源氏の君が玉鬘の姫君に伝える場面である。平井蒼太(平井通)編『哀歓』(3冊セット=第2冊~第4冊)昭和24-25年 哀歓社刊 江戸川乱歩実弟。玉鬘の姫君の美しさを中国の絶世の美女と称される楊貴妃をたとえた漢詩であることが「深窓」の文字からもくみとることができる。郭注莊子 郭象 10冊揃 天明3年 荘子 道教 注釈書 春秋戦国時代 西晋 漢文漢詩漢学 検) 戦前明治大正古書和書古文書写本古本 NY。紫式部が「常夏」を書くに際し、白楽天の漢詩を読み理解し共鳴していることがよくわかる。江戸期 幕末 報仇 絵本金毘羅神霊記 速水春暁斎画・全10揃/香川 讃岐 琴平神社・浮世絵 寺社仏閣 木版 挿絵多数 和本 古書 ②E。詳細な理由は下記説明欄に記載(自筆表面の凹凸はストロボの反射によるものです。小原鉄心『鐵心居小稿』弘化4年 有竹詞屋蔵梓 江戸時代和本 漢詩集 美濃大垣藩城代 鉄心居小稿。)
大炊御門宗氏・自筆「源氏物語」近衛基熙・旧蔵の来歴については下記「説明欄」に記載
《「源氏物語」常夏(とこなつ)の巻》
「常夏」の巻は英文で「Wild Carnations」と表記されます。椎名麟三自筆葉書1通付(真筆保証品)飯島衛『死について』昭和28年 近藤書店刊。
《自筆上部の「常夏(とこなつ)」自筆原本の上部には、「養在深窓人未知」(養われて深窓に在あり 人いまだ識らず)という篆書印が押捺されている。前橋市上水道通水式場園遊会場略図。言葉の意味は、「良家の娘だから深窓の令嬢として育ったのでしょう」という意味である。『日本文徳天皇実録』(全10冊揃)寛政8年 河内屋喜兵衛他刊 江戸時代和本 平安時代文徳天皇一代記 天皇史 漢文集 編年体。この漢詩文の落款は、玄宗皇帝が楊貴妃を愛するあまりの漢詩として有名。☆E0312和本江戸文政5年(1822)和歌「百人一首図絵」2冊揃い/田山敬儀/絵入古書古文書/木版摺り。この漢詩は白楽天の「文集」の中の有名一節です。和蘭文典 前・後編。》
(自筆表面の凹凸はストロボの反射によるものです。1851年 天台四教儀 木版摺 検索⇒金剛経 木版刷 経折本 佛経 写経 藏経洞 古籍善本 唐本漢籍 支那 敦煌 彫版 刻経 玉扣 木刻本 和本 木版画。)
「自筆原本」
自筆下二つの印は、出雲・松江藩主・松平治郷の正室・方子・と娘の幾千姫(玉映)の落款。【B0044P016】希少 古書 象山佐久間先生櫻賦附詩 明治15年 日本文学 象山佐久間先生桜の賦 佐久間象山 古本 書籍 骨董品 古美術 古物 珍品。
自筆上部の「養在深窓人未知」(養われて深窓に在あり 人いまだ識らず)という篆書印が押捺されている。新修有職故実 江馬務 木版画2葉(源氏物語・平治物語 武士 浮世絵) 甲冑・武器 流鏑馬 化粧 公家馬飾 昭和6年 ②E。言葉の意味は、「良家の娘だから深窓の令嬢として育ったのでしょう」という意味である。長谷川伸旧蔵書 西坂衷(西坂成庵)編『藩祖盛烈記』明治9年 孝友堂蔵板 前田利家伝 明治時代和本 垂統別史 加賀金沢藩士 石川県郷土史料。この漢詩文の落款は、玄宗皇帝が楊貴妃を愛するあまりの漢詩として有名。名勝絵入改正仙台市内全図。この漢詩は白楽天の「文集」の中の有名一節です。玄々堂松田緑山鐫『新刻銅鐫 洋学童子教 全』明治3年 蘭香亭蔵版 明治時代和本(元袋付・畳物一舗)小型銅版刷物 蘭学 アルファベット教材。
《原本中の凹凸はストロボの影響によるものです。☆E0269和本明治34年(1901)稲の品種農業「稲種得失辨」全1冊/秋田県南秋田郡豊川村/石川理紀之助/古書/和紙に活版。》
自筆下部の印は出雲・松江藩主・松平治郷の正室「方子(よりこ)の落款(印譜)
自筆が「古切」とされたのは江戸時代。雲萍雑志。古切に至る詳細な経緯は下記「希少価値欄」に記載
(1)・自筆の「原文の読み下し文」は次の通りです。『組合規約並女工斡旋規程』大正時代 小鷹利村女工組合刊(岐阜県吉城郡)飛騨市郷土史料 女性史・女性労働史料。
《「源氏物語」常夏(とこなつ)の巻》
《「養在深窓人未知」(養われて深窓に在あり 人いまだ識らず)という篆書印が押捺されている。朱子行状。言葉の意味は、「良家の娘だから深窓の令嬢として育ったのでしょう」という意味である。【B0046P016】希少 古書 村山半山編輯 「 東湖藤田先生遺文 」 明治12年出版御届 藤田東湖 村山恒二郎 小林二郎 古本 書籍 史料 資料 水戸。この漢詩文の落款は、玄宗皇帝が楊貴妃を愛するあまりの漢詩として有名。画本必用 上下2冊 中路定年 検索⇒ 南画 絵本 唐画 支那 木刻本 木版画 山水画 武者絵 絵師 浮世絵 画工 支那 唐本漢籍 古籍善本 画譜 印譜。この漢詩は「白楽天の文集」に由来するものです。【B0037P016】肉筆 書簡 日本画 寄書帳? 詳細不明 古書 和本 手紙 直筆帳 桜図 村山半牧 草莽臣 歸山良徹 画集 骨董品 古美術 古物。》
《やく(役)》・・・・・なゝり。木刻本 詩経 江戸期 検索:傅奇 古籍 支那 玉扣 善本 線装本 木版刷 筒子頁 殿本 套印 宣紙 白棉紙 内府 山房 石印 唐本漢籍 翻刻 彫版 唐土。かくたまさかにあ(会)へる
おや(親)のけう(孝)せんの心あらは、この物のたま(宣)ふ
こゑ(声)を、すこ(少)しのとめてき(聞)かせ給へ。脇坂義堂著 下河辺拾水画『やしなひ草』(全2冊揃)天保9年 河南儀兵衛刊 江戸時代和本 手島堵庵門下の心学者 心学書 絵入本。
さらはいのち(命)もの(延)ひなんかし」と、
をこめい給へるおとゝ(大臣)にて、ほゝゑみてのたま(宣)ふ。鶴寿百人一首。
「した(舌)のほん(本)しよう(性)にこそは侍らめ。4199 本願寺 教典 5冊 破れ・傷み有り。
おさな(幼)く侍しとき(時)たに、こはゝ(母)のつね(常)に
くるしかりおし(教)へ侍し。山崎闇斎・松岡玄達(松岡恕庵)『桜之弁 桜品』江戸時代和本 青山花茂本店旧蔵書(印記「花茂本店北野家図書印」)本草学書 植物学書 花書。めう(妙)ほう(法)寺のへ(別)
たう(当)大とこ(徳)の、うふ(産)や(屋)に侍りける、
あへ物となむなけき侍りたうひし。日本書紀 備考共。いかて此した(舌)と(疾)さ、
やめ侍らむ」と思ひさは(騒)きたるも、いとけう(孝)
やう(養)の心ふか(深)く、あはれなりとみ(見)給ふ。1948年 高爾基研究年刊 初版 限定4000部 上海刊行 検索:魯迅 木版画 刀鋒 耳氏 陳煙橋 胡適 水夫 林陵 梁香 生写真 唐本漢籍 中華民国 支那。
「そのけ(気)ちか(近)くい(入)りた(立)ち
たりけん・・・・・《大とこ(徳)こそ》
(文責・出品者)
「原文の読み下し文」は、読みやすいように「通行訳」としております。「浄土真宗 百通切紙」/延宝9年笠岡浄心寺明伝編/天和3年発行/4巻2冊本(改変?)。
《「源氏物語」常夏(とこなつ)の巻》
《六条院の釣殿の宴・源氏の君、高欄によりかかる》
《源氏の君と明石の君の娘・明石の姫君が将来、天皇の后への夢を語る》
《源氏の君と明石の君の娘・明石の姫君が将来、天皇の后として立后》
《深窓の姫君(内大臣の娘・雲居の雁の姫君)を将来の后にと願う内大臣の心情》
《内大臣が双六を打つ姫君を襖越しのぞく有名な場面の原文》
《近江の君の誕生の際、延暦寺の別院・妙法寺の長官が安産祈願を行う》
《(近江の君)「なんのそんなことは。太閤記 四巻上 織田信長 木下藤吉郎(豊臣秀吉)・中條小一郎(家忠)・森可成(蘭丸父)・池田勝三郎 木版 絵本 草双紙 浮世絵。ご大層に考えてお勤めを
いたしますのなら、なるほど窮屈でしょうけれど……。華道・遠州流・小堀卓巌・指南書・巻物・5巻セット・No.230907-04・梱包サイズ60。
大御大(おおみおお)壺取(つぼと)りの役ででもお仕えいたしましょう」
と申しあげなさるので、大臣は辛抱がおできにならずお笑い出しになり、
(内大臣)「それは不相応な》・・・・・・役目でしょうな。1845年 医道重宝記 検索⇒ 木刻本 金鑑 漢方薬 傷寒論 金匱要略 奇経八脈 黄帝内経 張仲景 李時珍 本草綱目 経絡経穴 千金方 唐本漢籍 支那。
こうしてたまにやっと会えた親に孝行しようという気持があるのなら、
そなたの何かおっしゃる声を、もう少しゆっくり聞かせてくだされ。稀少★商周青銅器銘文選 4冊 文物出版社 上海博物館 (管理204961416)。
そうしたら、わたしの寿命も延びるにちがいないな」
と、おどけたところのある大臣なので、苦笑しながらおっしゃる。用捨箱。
(内大臣)「舌の生れつきなのでございましょう。1880年 張州英画譜 多色木版摺 検索⇒清朝 海派 朱印譜 唐画 南画 山水画 八大山人 書画家 唐本漢籍 金石篆刻 木版画 木刻本 拓本 古墨支那。
幼うございました折でさえ、私の母がいつも苦にして
注意しておりました。東京名勝画詞 増山守正・編 明治24年 全4冊 和本 古文書。妙法寺の別当大徳が私の生れたときに
産屋(うぶや)に控えておりましたが、それにあやかったせいだと嘆いておられました。古文書 書簡 石川総茂 金地院宛て 伊勢神戸藩 第3代藩主 常陸下館藩 初代藩主 折り紙 江戸時代 いしかわふさしげ (レターパックライト発送)。
なんぞしてこの早口を直すことにいたしましょう」
と、これは大変なことだと思っているのも、まことに
親孝行の心が深く感心なことだと大臣はごらんになっている。1881年 幼学綱要 上下2冊 元田永孚 松本楓湖絵 検索⇒ 武道 武具 装身具 馬具 図画 武器 絵本 兵法 兵書 甲冑 鎧兜 弓矢 弓道 支那 武士道。
(内大臣)「その話の、すぐ近くに入りこんで
いたとやらの・・・・・《大徳こそ、まったく困ったご仁でしたな。病理學總論3冊揃 木村哲二 年 医学書 外科内科精神科病理学産婦人科生理学看護学医療西洋医学東洋医学漢方 戦前明治大正古書和書古本 OP。
その早口はまちがいなく大徳の前世で犯した罪の報いらしい。豊後立石の攻防!/[立石合戦記・手写本34丁]/松井・如水/九州。
(おし)と言吃(ことどもり)とを、法華経の悪口を言った罪にも数えていますよ」》
現代語訳の出典・「源氏物語」小学館刊・阿部秋生・東大名誉教授(1999年没)
備考・出品した自筆は、大炊御門宗氏・自筆で近衛基熙の旧・所蔵になるものです。増山守正著 久保田米僊画『旧習一新』(全2冊揃)明治8年 川勝徳次郎他刊 明治時代和本 彩色木版画多数入 文明開化を描く。
《Wild Carnations (常夏)》
But if you do wish to demonstrate your keen sense of duty,
then see if you can't manage to let your words have
a little more room.
Space them a little more generously.
Let them be drawn out a little more and I will feel
that the years of my life are being drawn out with them."
He smiled at his little joke.
"I've always had the fastest tongue.
Mother scolded me for it, way back when I was a baby.
The steward of the Myohoji Temple, she said,
it was all his fault.
He was there when I was born way out in Omi,
and he had the fastest tongue too, and that was where I got it.
I'll see what I can do about it."
She said it most solemnly, as if prepared to sacrifice anything
in the cause of filial duty.
He was touched.
英語訳文(英文)の出典:『The Tale of Genji』
Edward George Seidensticker(エドワード・ジョージ・サイデンステッカー)コロンビア大学教授(2007年没)
《常夏》
能如此,我的寿命也可延了。古川正義編『伏見誌』大正12年 京都府紀伊郡伏見町役場刊 京都市伏見区郷土史料 地誌 豊臣秀吉築城の伏見城ほか折込地図付。”位大臣善于滑稽,
着笑容。▼ 【明治初年 地租改正基礎資料 上中下巻・補巻 有斐閣 昭和28-32年(補巻:昭和47年) 初版】177-02312。近江君:
“我的舌是天生成如此的呀!
我从小就,我那已故的常常苦苦地息着告我:
‘出世,妙法寺那个快嘴快舌的老走我房里来念,
便肖似了他。長谷川伸旧蔵書 保勲会編『戊辰戦記後編 全』明治32年刊 明治時代和本(和装活字本)戊辰戦争 会津戦争資料。’很替我担心。加賀藩士【岸井静斎(静斎孝次)筆】『自画寫照之圖・岸井太助・岸井宗之妻』三幅 掛軸〔肉筆真作〕/石川県 金沢 古文書 絵師 画家人物資料。
我得想个法子改了毛病才好。式場隆三郎『ロートレック』限定180部(和紙特装本)昭和17年二見書房刊 芹沢銈介オリジナル型染布装・手漉和紙本。”
内大臣也很替担心,但听了,
得有一片十分深的孝心,便:
“走房里来念的老,不是个好人。石川丈山 (号:六六山人)『漢詩書』掛軸〔紙本肉筆真作〕/安土桃山~江戸初期の武将 文人 三河国出身 大坂の陣後 牢人 / 古文書 掛け軸。BR>他有毛病,正是前世罪的。古文書 書簡 横山大観 関谷貞三郎宛て 同夫人宛て 3通 一括 横山秀麿 宮内省 宮内次官 歴史資料 封筒付き 貴重 日本画。犹似巴和口吃,
是大乘典的。1464 古い白帖 無地の画帖 帙入り 14面 28ページ 古筆手鑑作成 画帖 簾 和本。”
内大臣本想把送交弘徽殿女御,此又不妥。持明院流 筆道大家 【中村暲山】持明院流傳統師範『書』双福 掛軸〔紙本肉筆真作〕門下:工藤洲玉箱書/書法家 書家 和様書道 古文書 掛け軸。
中国訳文の出典:『源氏物語(Yunsh wy)』
豊子愷(ほうしがい)中国最初の「源氏物語」翻訳者(文化大革命で没)
左の写真が「源氏物語」常夏の巻の末尾(原本番号24-A)の押印。講談社の絵本★「漫画と教育講談」昭和13年4月 新開けんの介 石田英助 井上一雄 田川水泡 長谷川町子 講談社。
写真左下の角印が仙台藩の家紋印(竹に雀)
家紋印の上の2つの印は仙台藩主第五代藩主・伊達吉村の正室(冬姫)。岡本月村『月邨画集』(全2冊揃)昭和13年 俳画刊行会(岡山市)刊 増訂再版 俳句雑誌『ホトトギス』挿絵画家の俳画集 俳書。冬姫は内大臣・通誠の養女。久保田米僊『閣龍世界博覧会美術品画譜 第二集』明治26年 大倉書店刊 彩色木版画譜 シカゴ万博(コロンブス世界博覧会)明治時代和本。
冬姫は通称。冠辞考 全10冊揃 賀茂真淵 寛政7年 1795年 古書 和本 木版 ②E。正式な名は伊達貞子。大和名所図会。
左上の篆書体は、「養在深窓人未知」(養われて深窓に在あり 人いまだ識らず)という篆書印が押捺されている。梅園春男著 本居豊穎序『形状言五種活用図 全』明治7年 泰民堂刊(栃木県)形容詞論 国文学者 国学者 国語学 明治時代和本。言葉の意味は、「良家の娘だから深窓の令嬢として育ったのでしょう」という篆書印の内容です。写本 各務支考『第八言行論・第九変化論・第十法式論』文化4年 嶋素閑写 江戸時代和本(写本)俳論書「俳諧十論」後半部。
篆書体右の二つの印は、出雲・松江藩主・松平治郷の正室「方子(よりこ)と娘・玉映の落款
右端の写真上は仙台藩主(伊達家)正室一覧表の表紙。☆E0273明治17年(1884)英語フランス語古書「新撰英仏用文章」1冊/稲垣千代橘。表紙の下は一覧の拡大写真(仙台市立博物館・刊行)
(奥書は、令和2年11月29日に蔵の中の桐箱から発見されたものです。松本愚山著 森島長編 『愚山先生文稿 前集』(全2冊揃)活水軒蔵板 江戸時代和本 漢詩文集 漢詩集 漢文集 愚山文稿。)
(出品した自筆の「断層画像写真」(常夏の巻)MRI 26―18B
自筆下二つの印のうち下は、出雲・松江藩主・松平治郷の正室「方子(よりこ)」、上は娘の幾千姫(玉映)の落款
「源氏物語」「常夏の巻」の資料
下記写真は、源氏の君とその子息・夕霧を訪ねた内大臣の子息たちが源氏の君と話しをかわす場面を描いております中央が源氏の君、その左が夕霧。長谷川小信筆『当春子年絵葉書』戦前刊 木版絵葉書 彩色木版画絵葉書全4枚揃 年賀状 木版賀状。そのほかが内大臣の子息たち。戦前沖縄の貴重な写真!/[沖縄文化の遺宝/本篇と写真篇の2冊1組/鎌倉芳太郎著]/琉球絵画/琉球の工芸。
上記絵巻は、源氏の君と話しをかわす内大臣の子息たち。観旭軒遺稿 木村容斎 上下揃 明治24 儒教儒学朱子学 漢文漢書漢籍 川上善兵衛 新潟県ワイン 検) 戦前明治大正古書和書古文書写本古本NZ。
1番上の写真は、第103代後土御門天皇と曽祖父・大炊御門宗氏の系図(公家事典303頁)
2番目の写真は「額縁裏面」に表記されるラベル。古文書時代鑑 上下巻 東京大学史料編纂所 解説本付。
《「養在深窓人未知」(養われて深窓に在あり 人いまだ識らず)という篆書印が押捺されている。国体と基督教 大谷美隆 昭14 キリスト教 法学憲法法律学 新約聖書 神学宗教学カトリックプロテスタント教皇ルターカルヴァン宣教師戦前OB。言葉の意味は、「良家の娘だから深窓の令嬢として育ったのでしょう」という篆書印の内容です。完品 尾形光琳作品集 上村益郎編『光琳』限定800部 昭和15年 高見澤木版社刊 彩色木版画14枚入。この漢詩は「白氏文集」に由来するものです。長谷川伸旧蔵書 北遊山人撰 歌川芳雪画『淀川合戦見聞奇談』(全3冊揃)慶應4年 松岡栄作他刊 江戸時代和本 合巻 彩色木版画多数入 浮世絵。
つまり、原文の内容に関する漢詩の落款を押捺しているのは、茶会における床の間の「掛け軸」(かけじく)を拝見(はいけん)の際に、茶会を主催する亭主が、客に「最高のごちそう」を振る舞うために披露したものです。日露戦争 日清戦争 画帖 明治期 検索⇒満州事変 光緒皇帝 袁世凱 張之洞 西太后 生写真 関東軍 奉天 大清帝国 李王家 朝鮮王族 支那 李鴻章。茶会の際に落款に記された由来を知った客が広くそのことを社会に広めたために結果的に、多くの茶会に開催される「最高のごちそう」として原文に関係する漢詩の落款を付したものです。★A23和本江戸天保3年(1832)馬島流眼科医学写本「清眼録」1冊/津軽進藤氏/尾州馬島明眼院/古書古文書/手書き。「落款」の漢詩の由来を待合において説明する際に、長い時間を要し、茶会における貴重な時間であったと推定されております。畠山郡興(畠山泰全)『三楠実録』(全22冊揃)享保6年 須原茂兵衛他刊 江戸時代和本 楠木正成 軍記物語 伝記物語 実録。
出品している書の「断層(MRI)写真」の原板は、レントゲン写真と同じ新聞の半分ほどの大きさのフィルムです。大印山 淑舟(温蓮社 白雲抱幽石印)『圓光大呂佛遺訓一枚起請文建暦二年正月源空...』明治 まくり 肉筆/法然 南無阿弥陀佛 古文書 浄土宗。肉眼では見ることのできない和紙の繊維の一本一本のミクロの世界を見ることができます。『大正十年四月 靖国神社臨時大祭写真帖』。日本国内では医療用以外には見ることのできない書の「断層(MRI)写真」です。先駆け!/[痘瘡新書・手写本・68丁]/小野寺氏・八代壽人氏旧蔵。
古切の書は、一旦表装を剥離し分析と鑑定検査のために「断層(MRI)写真撮影」をしております。撰集抄。撮影後、展示のために再表装をしております。古文書 和書 「後三年軍記 (乾 坤)」 奥羽軍志 歴史資料 奥州 奥羽 東北(レターパックライト発送)。掛軸や屏風にすることが可能なように、「Removable Paste(再剥離用糊)」を使用しているため、自筆の書に影響をあたえずに、容易に「剥離」することができるような特殊な表装となっております。笠亭仙果作 柳亭種彦校合 歌川國貞画『肱笠雨小春空癖』(3冊)天保4年 永寿堂刊 江戸時代和本 草双紙 絵草紙 浮世絵 錦絵。
国内における鑑定人は、自筆の筆者を識別するために、個々の文字ごとに字画線の交叉する位置や角度や位置など、組み合わせられた字画線間に見られる関係性によって、個人癖の特徴を見出して識別する方法、また個々の文字における、画線の長辺、湾曲度、直線性や断続の状態、点画の形態などに見られる筆跡の特徴によって識別する方法、そして、書の勢い、速さ、力加減、滑らかさ、などの筆勢によって識別する方法が一般的な手法です。荒井郁之助『英和対訳辞書 開拓使版』明治5年 小林新兵衛刊 明治時代和本 明治最初期の英和辞書。
一方、欧米では一般的には、「筆者識別(Handwriting Analysis)」と呼ばれる文字解析をコンピューターの数値によって解析しております。1880年 竹田画譜 木版刷 2冊揃 検索⇒唐画 南画 仕女図 唐本漢籍 支那 玉扣 善本 線装 木刻 筒子頁 殿本 套印 宣紙 白棉紙 清朝 印譜 朱印。数値解析は、文字の筆順に従いX、Y座標を読み、そのX、Y座標をコンピューターへ入力後、コンピューターによって多変量解析を行うものです。長谷川伸旧蔵書 『戊辰戦争始末 全』大正6年序 旧長岡藩戊辰戦死者五十年追悼会刊 北越戦争における長岡藩士戦死者名簿 北越戊辰戦争。解析の基準となるのが「ドーバート基準」で、アメリカでは日本国内の画像データを自動的に収集、自筆の分析に際し、数値データをコンピューターで自動的に解析し「極似」した画像データによって筆者を識別する研究が進んでおります。★0542和本江戸期医学写本「小児薬方/金瘡口伝養性集ほか」1冊/古書古文書/手書き。
2・大炊御門宗氏(おおいのみかど むねうじ)の自筆の特定について
自筆の筆者は、書体、書風から京都の公卿によって書かれたものであるはわかっていたが、昭和38年以来、筆者名は特定されていなかった。長谷川伸旧蔵書 福田夕咲(福田有作)『歌集 山花一束』昭和17年 岐阜県歌人協会刊(岐阜市)函付初版本。その後、「筆者識別(Handwriting Analysis)」と呼ばれる文字解析と並行し、奥書の「宗」の字の下の文字が判読できずにいた。岸田國士 自筆草稿「「紙風船」について」(真筆保証品)400字詰全2枚完 『演劇新潮』初出の戯曲について 岸田国士。それが、技術の進歩により「宗」の下の文字が「氏」と判読された結果、南北朝時代から室町時代前期の公卿であった「大炊御門宗氏(おおいのみかど むねうじ)」であることが判明した。★A40和本明治42年3版大倉書店ちりめん細工古書「裁縫おさいくもの」1冊/共立女子職業学校/伊藤文子ほか。
「源氏物語」には、応永五年(1398)~応永十三年(1406)までの複数の年号の記載があることから、大炊御門宗氏が23歳から31歳までの間に書かれたものと推定されている。孫忠靖公文抄 3冊揃 孫伝庭撰/王欣欣 明治4 中国史 明末反乱 高迎祥 王嘉胤 中華王朝漢文中国詩文漢詩 検) 戦前明治大正古書古文書写本NY。宗氏は、正二位・内大臣まで昇進したのち、応永28年(1421)47歳で没している。佐久間象山『象山先生印譜帖』佐久間象山先生遺墨刊行会刊 橋本関雪題字 印譜集。
3・自筆「源氏物語」の旧・所蔵者の特定の経緯について
近衛基熙の旧・所蔵の特定は、「花押」の写真照合技術によるものです。【古書】THE HISTORY OF VIOLIN PLAYING from its origins to 1761。アメリカのコンピューターを用い、「筆者識別(Handwriting Analysis)」と呼ばれる文字解析を、花押の照合に応用し、指紋の照合方法と同じ手法により99.9パーセントの確率で特定に至ったものです。高島嘉右衛門編『清国大家書集』明治35年 高島嘉右衛門刊 明治時代和本 中国書家・書道資料 中国清朝。
4・近衛基熙(このえもとひろ)について
近衛基熙は、慶安元年(1648年)3月6日、近衛尚嗣(関白・左大臣)の長男として誕生。名乗指南 名字指南 黒河芳蘭 文久2年 苗字必称義務令 検) 戦前明治大正古書和書古文書写本古本 NZ。母は後水尾天皇皇女女二宮。冨士山北口全図。実母は近衛家女房(瑤林院)。美品『国宝 松林図屏風』 長谷川等伯 安土桃山時代 東京国立博物館蔵 函 解説 便利堂 縮小屏風。幼名は多治丸。守川周重・早川松山・山崎年信画『近世鹿児島軍記』(10冊)明治10年小林鉄次郎刊 明治時代和本 西郷隆盛 草双紙 絵草紙 彩色木版画 浮世絵。父、尚嗣が早世し、尚嗣と正室女二宮の間には男子がなかったため、後水尾上皇の命により、近衛家の外にあった基熙が迎えられて上皇の保護下で育てられた。1919年 拓鄭文公碑 検索:玻璃版 珂羅版 墓誌銘 支那 印譜 法書 金石篆刻 拓片 羅振玉 呉昌碩 拓本 翁方綱 董其昌 趙子昴 王義之 米元章。承応3年(1654年)12月に元服して正五位下に叙せられ、左近衛権少将となる。完品『小倉百人一首』大正3年 大日本国風会刊 彩色木版画譜 池辺義象・阪正臣・千葉胤明・小野鷲堂・加藤義清・大口鯛二。以後、摂関家の当主として累進し、翌年明暦元年(1655年)従三位に上り公卿に列せられる。牧野信一『鬼涙村』昭和11年 芝書店刊 函付初版本。明暦2年(1656年)に権中納言、万治元年(1658年)に権大納言となり、寛文4年(1664年)11月23日には後水尾上皇の皇女常子内親王を正室に賜った。松田久 『書』掛軸〔紙本肉筆真作〕 / 書 古文書 掛け軸。寛文5年(1665年)6月、18歳で内大臣に任じられ、寛文11年(1671年)には右大臣、さらに延宝5年(1677年)に左大臣へ進み、長い時を経て元禄3年(1690年)1月に関白に昇進した。松亭金水作 歌川国麿画『春情心の多気』(全3編揃)江戸後期頃刊 艶本 江戸時代和本(薄葉紙本)絵入本 浮世絵。近衛基熙は、寛文5年(1665年)から晩年まで『基熈公記』で知られる日記を書いている
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