芸能人愛用のおすすめ最新情報 「源氏物語」真木柱の巻・髭黒大将、尚侍の君（玉鬘の姫君）を宮中から退出させ自宅に招き入れる・大炊御門宗氏・自筆32-B 和書

令和6年から「源氏物語」の作者・紫式部をモデルにしたNHK大河ドラマ「光る君へ」が放送されております。1880年 張州英画譜 多色木版摺 検索⇒清朝 海派 朱印譜 唐画 南画 山水画 八大山人 書画家 唐本漢籍 金石篆刻 木版画 木刻本 拓本 古墨支那。

京都の公卿・大炊御門宗氏（おおいのみかど むねうじ）自筆「源氏物語」近衛基熙・旧所蔵

自筆「源氏物語」の「真木柱（まきばしら）」の巻は、禁裏（京都御所）において書かれたものです。昭和五年陸軍特別大演習・記念写真帖/特別大演習地域略図・空より見た岡山市の中心地・天皇陛下福山市役所へ着御・犬養政友會総裁。

原文は「源氏物語・真木柱の巻」として美しく描かれている

自筆「源氏物語」の筆者である「大炊御門宗氏（おおいのみかどむねうじ）」は、室町時代の第103代天皇である後土御門天皇（ごつちみかどてんのう）の曽祖父です。岡部嶺男直筆サイン入 北川靖記編『嶺男作品集』昭和46年 嶺男作品集刊行会刊 限定400部。
したがって、出品した自筆「源氏物語」は、天皇の曽祖父の貴重な自筆です。【B0046P016】希少 古書 村山半山編輯 「 東湖藤田先生遺文 」 明治12年出版御届 藤田東湖 村山恒二郎 小林二郎 古本 書籍 史料 資料 水戸。大炊御門宗氏の長男・信宗の娘が大炊御門信子（のぶこ）であり、信子は後花園天皇の寵愛を受け准后として御所に居住し、皇子を生み後に第103代後土御門天皇として即位し、信子は生母・皇太后となる。中嶋流鉄砲秘書 文政元年 写本 江戸時代 砲術 大砲 火縄銃 兵器武具 鉄砲 戦国時代軍事合戦兵法陣形武士火薬 古書和書古文書写本古本OM。現在の今上天皇と系譜がつながっている。戦時中の貴重な本　第二回・聖戦美術展集/昭和16年/陸軍作戦記・日本画・洋画・彫刻　戦時中の本　古文書　貴重　古書　和書　戦争。

 関白・近衛基熙（このえ もとひろ）は、後水尾院（第108代後水尾天皇）の皇女・常子内親王と結婚。即決　1751（寛延3）年『天経或問註解図 全3巻揃』天文暦学書、江戸期和本、星図、地球二十八宿 星座早見盤Astronomy Planisphere Star map。二人の皇女・熙子（ひろこ）は、甲府藩主・徳川綱豊と結婚。1880年 漢画早学 1函4冊全 検索⇒ 南画 支那 木版刷 多色套印 蘭竹譜 梅菊譜 画譜 漢詩 漢文 漢学 木刻本 唐詩 書道 古墨 墨蹟 拓本 朱印譜。綱豊は、のち第六代将軍・徳川家宣となり、熙子（ひろこ）は将軍家宣の正室となった。★H540和本江戸文化10年（1813）長州藩藩校明倫館「秋試文（学宮秋試）」1冊/作文試験/成績/古書古文書/手書き。近衛基熙は、千利休の孫・千宗旦との茶会の交流（下記に掲示）で知られると同時に、第111代・後西院天皇や後水尾天皇を主賓に迎え茶会を開催。C61-060 桜の御所 下の巻 春曜堂版 全体的に汚れ・折れ多数有り レトロ。茶会の際、基熙が所蔵する藤原定家・自筆の「定家色紙」を持参した記録がある。参禅のしをり 大正9 臨済宗 仏教 検）仏陀浄土真宗浄土宗真言宗天台宗日蓮宗空海親鸞法然密教禅宗戦前明治大正古書和書古文書写本OM。基熙は、他にも朝廷・幕府の間で茶会を何度も開催した記録が残っている。国体と基督教 大谷美隆 昭14 キリスト教 法学憲法法律学 新約聖書 神学宗教学カトリックプロテスタント教皇ルターカルヴァン宣教師戦前OB。（資料の記録は下記に掲示）

 出品した「源氏物語」は、南北朝時代から室町時代前期の公卿であった「大炊御門宗氏（おおいのみかど むねうじ）」の自筆です。長谷川伸旧蔵書 『戊辰戦争始末 全』大正6年序 旧長岡藩戊辰戦死者五十年追悼会刊 北越戦争における長岡藩士戦死者名簿 北越戊辰戦争。
 自筆「源氏物語」の書の特徴から高松宮系統と称されるものです。高達折吉編『新撰活用字典 全』明治27年 翰香堂刊 印記「長野県北佐久郡平原尋常小学校印」明治時代和本（銅版本）漢字辞典。「源氏物語」には、応永五年（1398）～応永十三年（1406）までの複数の年号の記載があることから、少なくとも応永五年から8年間にわたり書かれていることがわかる。完品 尾形光琳作品集 上村益郎編『光琳』限定800部 昭和15年 高見澤木版社刊 彩色木版画14枚入。このため後醍醐天皇の宸翰（しんかん・天皇自筆）にかなり近い年代に書かれていることがわかる。笠亭仙果作 柳亭種彦校合 歌川國貞画『肱笠雨小春空癖』（3冊）天保4年 永寿堂刊 江戸時代和本 草双紙 絵草紙 浮世絵 錦絵。また、各巻ごとの書かれた年については不明。C61-076 大岡仁政録 十 十一 全体的に汚れ・レトロ。従って、応永五年とは、書き始めの年である。畠山郡興（畠山泰全）『三楠実録』（全22冊揃）享保6年 須原茂兵衛他刊 江戸時代和本 楠木正成 軍記物語 伝記物語 実録。また、落款から、後年、近衛基熙（1648～1722）の所蔵となり、時代が下って、松平不昧公の手にわたり、正室・方子の所蔵となったものである。岸田國士 自筆草稿「「紙風船」について」（真筆保証品）400字詰全2枚完 『演劇新潮』初出の戯曲について 岸田国士。近衛家で永く保存されておりましたので、保存状態は極めて良好です。円光大師・平重衡問答書／「円光大師法義文」「三位中将平重衡卿手書」／明治13年／知恩寺発行／2巻。

 大炊御門家は、平安時代末期摂政関白藤原師実の子経実・治暦4年（1068）～天承元年（1131）を祖として創立された。熊本十代藩主が家臣　松見卓右衛門に与えた100石の知行宛行状と知行目録の２部。大炊御門北に邸宅があったため「大炊御門（おおいみかど）」を称する。☆E0312和本江戸文政5年（1822）和歌「百人一首図絵」2冊揃い/田山敬儀/絵入古書古文書/木版摺り。初代、経実の子経宗は平治の乱で平清盛方の勝利に貢献。i10●Nicolas Boileau-Despraux ニコラ・ボアロー＝デプレオーに関する古い洋書書籍 3冊 1821年 17世紀フランス文学/フランス語/詩 240314。また、二条天皇の外戚として勢威をふるい、左大臣に昇った。古文書 和書 栗田勤 「東湖先生正気歌講義」 藤田東湖 水戸藩 晦屋先生 家塾輔仁学舎 茨城県 偉人 水戸藩 (レターパックライト発送）。出品した「源氏物語」の筆者・大炊御門宗氏（おおいのみかど むねうじ）は、大炊御門家13代の当主で南北朝時代から室町時代前期の公卿。一草亭詩存 非売品 1939年 検索: 西川一草亭 去風流生活 華道家 生花 九条武子 富長蝶如 茶心茶語 夏目漱石 漢詩 漢文 漢学 漢籍 大谷瑩誠。応永5年（1398年）に従三位となり公卿に列する。帝国絵画番付　印譜　朱印　大正７年　荒木十畝　池上秀畝　池田輝方　上村松園　河合玉堂　鏑木清方 古書　②E。備前権守、参議、権中納言、権大納言などを歴任し、応永27年（1420年）に内大臣に昇任した。隆尭『十王讃嘆修善鈔』（全二巻二冊揃）享保元年 澤田吉左衛門刊 江戸時代和本 天台宗 仏教書 仏書 岐阜県・安楽寺旧蔵書。

 旧・所蔵者の近衛基煕は、「源氏物語」に造詣が深く、「源氏物語」の注釈書『一簣抄』（いっきしょう）を著（あらわ）しております。Y3B3-240517 レア［文章軌範 共六 3～7 まとめて2冊セット 正文章軌範評林注釈 宋廣信 明太史］ 老子。炊御門宗氏・自筆「源氏物語」は、近衛基熙が研究のために収集し、のちに出雲松平家に伝わり、松平治郷の正室・方子が鑑賞していたものです。近江彦根藩領出流原村古文書●明治２１年　出流原村地誌編輯材料取調書元本　６３丁　下野国安蘇郡　現在の栃木県佐野市　240131　150。近衛基熙が所蔵する自筆・「源氏物語」の中で、最も美しく繊細な筆致で記された平安時代の文字に最も近いとされております。1851年 天台四教儀 木版摺 検索⇒金剛経 木版刷 経折本 佛経 写経 藏経洞 古籍善本 唐本漢籍 支那 敦煌 彫版 刻経 玉扣 木刻本 和本 木版画。数ある自筆「源氏物語」の中で、第一級品と称される貴重な自筆です。C61-064 浪六著 常世五人男後篇 蔵書印・書き込み・全体的に汚れ・折れ多数有り レトロ。

 出品した「源氏物語」は真木柱（まきばしら）の内容の要旨
「真木柱の巻」は、『源氏物語』五十四帖の巻名のひとつ。い58-047 松村明 大辞林 三省堂。第31帖。f24022006〇地租改正事業 能筆 明治新政府事業の一環新潟県が率先 24冊 全部240丁 新潟県 県令 楠本正隆宛 明治６年 越後国蒲原郡夏井村。尚侍（ないしのかみ）として宮廷に出仕を控えていた玉鬘の姫君だったが、その直前に髭黒大将が女房の手引きで強引に結婚することになった。C61-092 太平義臣傳 十三 全体的に汚れ・破れ・折れ有り レトロ 貴重。髭黒大将はその後玉鬘の姫君を迎えるために邸の改築に取り掛かる。Y3B3-240517 レア［女子新国語読本 巻4 昭和9年 1934年 安藤正次 東條操］菊池寛。だが、その様子を見た北の方（髭黒大将の正室）は絶望し香炉の灰を髭黒大将に浴びせる。1845年 医道重宝記 検索⇒ 木刻本 金鑑 漢方薬 傷寒論 金匱要略 奇経八脈 黄帝内経 張仲景 李時珍 本草綱目 経絡経穴 千金方 唐本漢籍 支那。この事件で完全に北の方に愛想を尽かした髭黒大将は玉鬘の姫君に入り浸り、とうとう業を煮やした北の方の父・式部卿宮は、髭黒大将の留守の間に北の方と子供たちを迎えにやる。文化再刻 孟子 道春 点 全7巻4冊揃 古書　和書　　②E　　1806年。明けて新年、相変わらず塞ぎこんでいる玉鬘の姫君に髭黒大将もようやく出仕を許す気になり、玉鬘の姫君は華々しく参内する。陶心雲臨龍藏寺碑 隷書 文明書局 検索⇒玻璃版 原寸大 珂羅版 墓誌銘 支那 朱印譜 法書帖 金石篆刻 拓片 羅振玉 呉昌碩 拓本 翁方綱 董其昌。早速訪れた冷泉帝は噂以上の玉鬘の姫君の美しさに魅了されて熱心に想いを訴え、それに慌てた髭黒大将は退出をせきたててそのまま玉鬘の姫君を自邸へ連れ帰ってしまった。■『日本神字考』精緻寫本１冊。清國姚江沈文〇梅史譯。仝弟沈文〇蘭生校。日本神代文字に対し漢文基調で反駁した内容。寫本者不詳。。

自筆右下四つの印のうち下２つは、仙台藩第五代藩主・伊達吉村の正室・伊達貞子の押印、上２つは、出雲・松江藩主・松平治郷の正室・方子・と娘の幾千姫（玉映）の落款。1937年 明治生命 軍用機資金献納報告書 検索: 日中戦争 日支事変 満洲事件 満州帝国 関東軍 新京 奉天 総督府 古文書 国民党 中華民国 支那。


原本自筆上部には、「年光東流水」（年光東流の水）漢文の篆書印が押捺されている。1934年 剣術教範 陸軍省検閲済 検索⇒ 武道 武具 装身具 馬具 兵器 武器 刀剣術 範士 関東軍 傳書 戦陣 甲冑 弓箭 弓道 支那 武士道 殺人剣。白楽天の有名な漢詩です。荒木田末偶（菊屋末偶）著 本居宣長序『遷宮物語』（全三巻三冊揃）寛政2年跋刊 本居宣長に学んだ国学者 江戸時代和本。言葉の意味は、「時間の流れは東へと流れる川の水のように止まることなく流れてゆく」です。■『日本神字考』乾坤2冊揃。清國沈文○譯。佐賀縣士族・園田弘編輯。明治17年初刷。含章堂版。神代文字否定説。神代文字資料。割と稀本。。「源氏物語」真木柱の巻の原文中には、「おほつかなき月日も重なりぬるを」とあります。御文明燈鈔 釋道隠 5冊15巻揃 年 仏教 検）仏陀浄土真宗浄土宗真言宗天台宗日蓮宗空海親鸞法然密教禅宗 戦前明治大正古書和書古文書写本NS2。源氏の君が恋する玉鬘の姫君への懐かし想いを記したものです。大正ビンテージ 開成館 普通教育世界地図 全 教科書 教材 古書 大正4年12月20訂正11版発行 TTH605。現代語訳では、「お逢いしないうちに月日も重なってしまいました」というものです。「美品」　長谷川小信（貞信）　木版　浮世絵　和本　浄瑠璃　佐和里都々一　他　　②E。紫式部が「真木柱」を書くに際し、白楽天の漢詩を読み理解し共鳴していることがよくわかる。先駆け！／[痘瘡新書・手写本・68丁]／小野寺氏・八代壽人氏旧蔵。詳細な理由は下記説明欄に記載。0035532 大和事始 全7冊揃(本6+附録1) 貝原好古・編輯 平安城書房新刊 元禄10年・天和3年序。

（自筆表面の凹凸はストロボの反射によるものです。☆E0341和本江戸天保13年（1842）伝記「名家略伝」4冊揃い/山崎美成/千賀淵蔵(千賀春城)/古書古文書/木版摺り。）

大炊御門宗氏・自筆「源氏物語」近衛基熙・旧蔵の来歴については下記「説明欄」に記載

《「源氏物語」真木柱（まきばしら）の巻》
原本自筆上部には、「年光東流水」（年光東流の水）漢文の篆書印が押捺されている。C61-077 三体千字文 書き込み・記名塗り潰し・全体的に汚れ・折れ多数有り レトロ。白楽天の有名な漢詩です。■『詞之緒』(Kotoba no itoguchi) 田近長陽(陽一郎)著。帙入4冊。■附録「田近陽一郎(傳)」付。大正14年刊。■神代文字関連資料。。
言葉の意味は、「時間の流れは東へと流れる川の水のように止まることなく流れてゆく」です。1932年 満洲国 写真帖 検索⇒事変 新京 奉天 関東軍閥 溥儀 総督府 鄭孝胥 馬賊 張学良 馬占山 生写真 古建築 中華民国 支那 帝国 張景恵。

「額縁入自筆原本」


「自筆原本」


自筆右下の２つの印は、出雲・松江藩主・松平治郷の正室・方子・と娘の幾千姫（玉映）の落款。長谷川伸旧蔵書 吉野真保著『嘉永明治年間録』（全十七巻二十冊揃）明治16年 我自刊我書/古書保存書屋/甫喜山景雄刊 明治時代和本。
原本自筆上部には、「年光東流水」（年光東流の水）漢文の篆書印が押捺されている。太宰治『誰も知らぬ』昭和23年 ロッテ出版社刊 初版本。言葉の意味は、「時間の流れは東へと流れる川の水のように止まることなく流れてゆく」です。武者無類 月岡芳年の武者絵 ■ 歴史魂編集部【編】 月岡 芳年【画】 アスキー・メディアワークス 126ページ ■ 2012年10月3日 新品同様。白楽天の有名な漢詩です。民国期 王良常 篆書 千字文 求古斎 検索⇒支那 中国書道 書法書 法帖 金石篆刻 唐本漢籍 古籍善本 古墨 拓本 印譜 魏碑帖 碑刻 漢碑 経折本。



自筆下部の印は出雲・松江藩主・松平治郷の正室「方子（よりこ）の落款（印譜）


自筆が「古切」とされたのは江戸時代。易経 商務印書館 検索⇒ 漢文 唐本漢籍 古籍善本 支那 道教 道徳経 南華真経 黄庭堅 伏羲氏 周易 八卦 太極 陰陽五行 王重陽 全真教 清静経。古切に至る詳細な経緯は下記「希少価値欄」に記載

（１）・自筆の「原文の読み下し文」は次の通りです。1929年 柳公権玄秘塔 大楷 文明書局 検索⇒唐本漢籍 法書道 法帖 支那 印譜 金石篆刻 呉昌碩 原拓本 摩崖石刻 董其昌 黄庭堅 趙子昴 珂羅版。

《「源氏物語」真木柱（まきばしら）の巻》

《こと(事)を》・・・・・い(言)ひさまた(妨)けんも人の
こゝろ(心)を(置)くへし、とおほ(思)せは、「ともかくも、
もとよりしむたい(進退)ならぬ人の御事なれは」とそ、
き(聞)こえ給ける。松山棟庵『地学事始』（全3冊揃）明治3年 慶應義塾蔵版 彩色木版画多数入（世界図・国旗）明治時代和本 古地図。六条殿そ、いとゆくりなくほい(本意)なしと
おほ(思)せと、なとかはあらん。Y3B3-240510 レア［日本歴史画報 第8号 明治25年 大倉書店 松本楓湖 津江秋芳］織田信長。女も塩やく煙のなひ(靡)きける
かた(方)を、あさましとおほ(思)せと、ぬすみもてい(行)き
たらましとおほ(思)しなすら(准)へて、いとうれ(嬉)しく
心ち(地)おちゐぬ。持明院流 筆道大家 【中村暲山】持明院流傳統師範『書』双福 掛軸〔紙本肉筆真作〕門下:工藤洲玉箱書/書法家 書家 和様書道 古文書 掛け軸。かの入ゐ(居)させ給へりしこと(事)を、
いみしうゑんしき(聞)こえさせ給ふも、心つきなく、
なをなをしきこゝち(心地)して、よ(世)には心と(解)けぬ
御もてなし、いよいよけしき(気色)あし。富田寛編『趣味の万華鏡 第参冊』限定50部 昭和15年 濱松蒐楽会刊（静岡県浜松市）宮尾しげを 大川如水ら 戦前期の刷物趣味誌 商標ラベル他。
かの宮にも、さこそたけうのた・・・・・・《まひしか》

（文責・出品者）
「原文の読み下し文」は、読みやすいように「通行訳」としております。C61-067 春木版 浮世絵版画集芳 全体的に汚れ・破れ・折れ多数有り レトロ。

（２）・自筆の「原文の現代語訳文」は次の通りです。Y3B3-240517 レア［改正増補 文證大全 益永晃雲 名和竹堂 三版 完 明治30年 文証大全］博覧会見物ヲ約する文。

《「源氏物語」真木柱（まきばしら）の巻》
《大雪の日・玉鬘の君の邸に行こうとする大将の装束に香をたく北の方（正室）》

《髭黒大将の北の方、大将に背後から香炉の灰をふりかける有名な場面》

《冷泉天皇、玉鬘の姫君に愛の心情を告白》

《髭黒大将、尚侍の君（玉鬘の姫君）を宮中から退出させ自宅に招き入れる》

《穏やかにこしらえ言をお申しあげになって、大将（髭黒大将）は、
女君（玉鬘の姫君）をそのままさっさとお邸にお引き取りになる。神坂雪佳顧問 川那邊行吉編『魁』（2冊＝第1号、3号）明治33-34年 魁成舎刊（京都市） 染織図案誌。
女君（玉鬘の姫君）の父内大臣は、突然のことなので、
（内大臣）「こうした略儀ではどうだろうか」
とお気になさるけれども、しいてそれくらいのことに》・・・・・異議をとなえるのも
大将（髭黒大将）が気をわるくするだけのこととお思いになって、
（内大臣）「どうなりと、よろしいように。長谷川伸旧蔵書 岡本一平画 坪内逍遥題字『新水也空 俳優の部』限定325部 昭和4年 文藝春秋社/座右宝刊行会刊 歌舞伎役者絵集 岡本太郎父。もともと私の自由にならないお人なのですから」
とご返事申されるのであった。柳公権玄秘塔 上海求古斎 経折本 検索⇒玻璃版 珂羅版 唐本漢籍 支那 印譜 法書帖 金石篆刻 拓片 羅振玉 呉昌碩 拓本 翁方綱 董其昌 趙子昴。
　六条の大臣（源氏の君）のほうは、まことに不意のことでご不満であるけれども、
どうなるものでもあるまい。C61-062 龍泉式靈息統一法講義授録 靈息統一学會発行 全体的に汚れ・折れ多数有り レトロ。女（玉鬘の姫君）も、塩やく煙のなびくことになって
しまった意想外なわが身の上を嘆かわしくお思いになるけれど、
ひとり大将（髭黒大将）は、大事な宝を盗み取ってでもきたような思いがして、
じつにうれしく、やっと気持も落ち着いた。C61-072 書學階梯 全体的に汚れ・折れ多数有り レトロ。
あの、帝（冷泉天皇）が女君（玉鬘の姫君）のお部屋にお入りあそばしたことについて、
大将（髭黒大将）がひどくいやみを申しあげなさるのも、女君（玉鬘の姫君）には
不愉快であるし、この夫（髭黒大将）がおもしろみのない平凡な人のように思われるので、
まったく心を閉ざしてよそよそしくおあしらいになり、
いよいよご機嫌わるくしておいでになる。荊棘室随筆抄 昭5 臨済宗 仏教 検）仏陀浄土真宗浄土宗真言宗天台宗日蓮宗空海親鸞法然密教禅宗 戦前明治大正古書和書古文書写本OM。
　あの式部卿宮（髭黒大将の正室・北の方の父君）家でも、
あれほど強いことを・・・・・《おっしゃったものの、今となってはどうしてよいか
ひどく困っていらっしゃるけれど、大将（髭黒大将）からはまるで音沙汰がない。東洋平和ニ関スル 聖詔集 陸軍大臣 荒木貞夫 陸軍省 昭和8年記(発行年不明)　※ヨゴレ傷みあり。》

備考・髭黒大将の北の方（大将の正室）は、紫の上の異母姉

現代語訳の出典・「源氏物語」小学館刊・阿部秋生・東大名誉教授（1999年没）

備考・出品した自筆は、大炊御門宗氏・自筆で近衛基熙の旧・所蔵になるものです。Y3B3-240510 レア［日本歴史画報 第6号 明治25年 松本楓湖 津江秋芳 大倉書店］藤原利仁。




（２）・自筆の「英訳文」は次の通りです。Y3B3-240517 レア［和本 医学・薬学メモ帳? 天保2年上旬 集合書取本］。

《The Cypress Pillar（真木柱）》
Though Tono Chujo thought it all rather sudden and unceremonious,
he did not want to risk offending Higekuro.
"Do as you see fit," he said.
"I have not had a great deal to do with her plans."
Genji was startled but helpless.
The lady was a little startled herself at the direction in
which the smoke was blowing.
Higekuro was enjoying the role of lady stealer.
She thought he had behaved very badly,
showing his jealousy of the emperor so openly.
A coarse, common sort of man―she made less attempt than
ever to hide her distaste.

英語訳文（英文）の出典：『The Tale of Genji』
Edward George Seidensticker（エドワード・ジョージ・サイデンステッカー）コロンビア大学教授（2007年没）


（２）・自筆の「中国語訳」は次の通りです。求道者に興ふる書 元田作之進 大9 日本聖公会 キリスト教 新約聖書旧約神学宗教学カトリックプロテスタント教皇ルターカルヴァン戦前OB。

《真木柱》
　反正此事非我所能左右。■『叡覧か奈づ可ひ變聲音符(並字音假名變聲圖解)』片岡哲著。明治43年刻成。黄山音符講堂藏版。和装本。神代文字参考資料。。”源氏之，得此事唐突，
殊非始料所及，但也不便干。「浄土真宗 百通切紙」／延宝9年笠岡浄心寺明伝編／天和3年発行／4巻2冊本（改変？）。
玉蔓想起自身像上的青烟一般“随泊”，
自命苦。Y3B3-240510 レア［萬物雛形画譜 4編 明治14年 鮮斎永濯 万物］猿田彦神。但髭黑大将佛盗取了一个美人来，非常喜，
心意足。講談社の絵本★「漫画と孝行絵話」昭和13年5月　新開けんの介　石田英助　井上一雄　田川水泡　久米元一　芳賀まさを　講談社。了冷泉帝晤玉鬘之事，髭黑大将常嫉。Y3B3-240510 レア［工業図式 4編 明治16年 幸野梅嶺 幸埜楳嶺］義士復讐 牛若 兎の大手柄。
玉鬘此不快，看不起髭黑的人品，
从此他度冷淡，心更加劣了。★0481和本江戸天保3年（1832）馬嶋流眼科写本「明眼伝記」1冊/尾州馬島明眼院/津軽進藤良策/古書古文書/手書き。

中国訳文の出典：『源氏物語（Yunsh wy）』
豊子愷（ほうしがい）中国最初の「源氏物語」翻訳者（文化大革命で没）

「真木柱の巻」原本の奥扉（原本番号40-B）の印は、仙台藩第五代藩主・伊達吉村の正室・伊達貞子の押印

左の写真が「源氏物語」真木柱の巻の末尾（原本番号40-B）の押印。頑馬令 昭15 臨済宗 長岡参寥 禅宗 仏教 検）仏陀浄土真宗浄土宗真言宗天台宗日蓮宗空海親鸞法然密教 戦前明治大正古書OM。
写真左下の角印が仙台藩の家紋印（竹に雀）
家紋印の上の2つの印は仙台藩主第五代藩主・伊達吉村の正室（冬姫）。太閤記肉筆画帖（仮題）上方繪師画（暁鐘成、松川半山、速水春暁齋カ）　末尾に明智光秀の辞世の句と戒名を記す。冬姫は内大臣・通誠の養女。C61-066 壁書解説 復刻版・蔵書印・全体的に汚れ・折れ多数有り レトロ。
冬姫は通称。C66-10 9 新式速成 囲碁独習書 破れ・全体的に汚れ有り レトロ。正式な名は伊達貞子。古文書 和書 「衆成笠間誌」 笠間誌 笠間時朝 歴史資料 郷土資料 茨城県 偉人（レターパックライト発送）。
原本自筆上部には、「年光東流水」（年光東流の水）漢文の篆書印が押捺されている。★0570和本江戸期関ヶ原の戦い写本「関原正譌/附録三方原戦誌」全1冊/古書古文書/手書き/新井白石/上毛桐生街長澤仁右衛門の蔵書印。言葉の意味は、「時間の流れは東へと流れる川の水のように止まることなく流れてゆく」です。■『神字考』酒井勝軍著。昭和11年國教宣明團。竹内文献信奉者が説く最も鮮烈且つActivityな論旨の【神代文字】擁護論。是に優る本無し。。白楽天の有名な漢詩です。利未記講義 BFバックストン 明治37 日本聖公会 キリスト教新約聖書旧約神学宗教学カトリックプロテスタント ルターカルヴァン戦前福音書OD。

篆書体右の二つの印は、出雲・松江藩主・松平治郷の正室「方子（よりこ）と娘・玉映の落款
右端の写真上は仙台藩主（伊達家）正室一覧表の表紙。1939年 名器百図 珂羅版 上下2冊 茶道 茶碗 検索⇒ 茶室 茶筅 茶席 茶事 茶会 茶道家 茶釜 原色図鑑 玻璃版 茶道具 茶壺 茶聖 茶経 茶の湯。
表紙の下は一覧の拡大写真（仙台市立博物館・刊行）
（奥書は、令和2年11月29日に蔵の中の桐箱から発見されたものです。吉田竹次郎編『日本郵便切手類目録』明治28年刊 明治時代和本 明治4年～20年代の郵便切手集 明治中期の郵便資料。）

自筆の疎明資料等は、下記の通りです。Y3B3-240510 レア［武家必用 甲冑着用早学 軍陳随一之書 上下 まとめて2冊セット 練武館］東照宮御麾之図。



（Ⅰ）・上の写真右端は、高松宮「源氏物語」のうち「桐壺」の巻冒頭・(出典資料　別冊「太陽」「源氏物語絵巻五十四帖」（平凡社・刊）７８頁。C61-095 太平義臣傳 九 全体的に汚れ・破れ・折れ有り レトロ 貴重。筆者は近衛関白政家公。★0485和本天保3年（1832）「馬島流眼科医学写本」5冊/津軽/進藤良策/尾州馬島明眼院/古書古文書/手書き。中央の写真は、応永五年（1398）の年号。花押印彙 検索⇒ 金石篆刻 印存 法書道 封泥 朱印 雅印 遊印 雅号印 石鼓文 丁敬 篆印 趙之謙 落款印 支那 唐本漢籍 呉昌碩 鄧石如 斉白石。年号の左の印は、出雲・松江藩主・松平治郷の正室「方子（よりこ）の落款（印譜）。太田櫛朝筆 小池源次郎彫 福山碧翠撰『坂神聯合第二回燐票大会』大正9年 神戸互楽会刊 彩色木版画譜 神戸放光庵 燐票愛好会 マッチラベル。左の写真は、桐壺の巻の奥付。森本木羊子『仏頭集』（2冊）限定50部 昭和29年 森口太郎 木版画集（紺紙金泥摺）仏教美術 仏像 法隆寺 広隆寺 中宮寺 平等院鳳凰堂 中尊寺。左大臣から関白に昇進した近衛基熙（もとひろ）公の花押。明治期ビンテージ 中央新聞付録 錦城斎 貞玉講演「官員小僧」 壱〜大尾 全14部構成 TTH605。上下２段の花押のうち、上の印は。写本 瘍科方筌 医学書 江戸時代 処方箋 漢方学 検）西洋医学東洋医学 蘭学 薬学 オランダ 阿蘭陀 鍼灸 杉田玄白 古書和書古文書古本NZ。出雲・松江藩主・松平治郷の正室「方子（よりこ）の落款（印譜）、下の印は仙台藩医・木村寿禎の落款（印譜）


「自筆の画像断層(MRI)写真」


（出品した自筆の「断層画像写真」（真木柱の巻）MRI 31―32B

「源氏物語」真木柱の巻の絵の資料

下記写真は、髭黒大将の北の方（正室）が大将の香炉の灰を浴びせる画面の絵






「天皇の曽祖父・大炊御門宗氏の系図」「額縁裏面表記ラベル」



1番上の写真は、第103代後土御門天皇と曽祖父・大炊御門宗氏の系図（公家事典303頁）
2番目の写真は「額縁裏面」に表記されるラベル。Y3B3-240517 レア［新編女子書簡文例 全 明治33年 中邨秋香］花見に誘ふ文。

大炊御門宗氏・自筆「源氏物語」近衛基熙・旧所蔵（断簡）を出品
商品説明（来歴）	大炊御門宗氏・自筆「源氏物語」は、第107代後陽成天皇の曾孫・近衛基熙の旧所蔵である。『満州事変の体験談と教訓及所見』昭和8年 偕行社刊 満洲事変 満洲国資料。近衛基熙は、「源氏物語」に造詣が深く、「源氏物語」の注釈書『一簣抄』（いっきしょう）を書いてある。太閤記　四巻上　織田信長　木下藤吉郎（豊臣秀吉）・中條小一郎（家忠）・森可成（蘭丸父）・池田勝三郎　木版　絵本　草双紙　浮世絵。出品した大炊御門宗氏・自筆「源氏物語」は、近衛基熙が研究のために収集し、のちに近衛家から出雲松江藩主・松平治郷（不昧公）の正室・方子（よりこ）に伝わり、方子の生家である仙台藩から同藩の藩医・木村寿禎に伝来していたものである。石川丈山 (号:六六山人)『漢詩書』掛軸〔紙本肉筆真作〕/安土桃山～江戸初期の武将 文人 三河国出身 大坂の陣後 牢人 / 古文書 掛け軸。
漢詩文	原本自筆上部には、「年光東流水」（年光東流の水）漢文の篆書印が押捺されている。泰山印選 検索⇒ 金石篆刻 印存 書道 封泥 朱印泥 雅印 遊印 雅号印 石鼓文 金文 篆印 官印 私印 将軍印 落款印 花押 支那 唐本漢籍 呉昌碩。言葉の意味は、「時間の流れは東へと流れる川の水のように止まることなく流れてゆく」です。何苦楚 昭15 4巻7.8号 臨済宗 長岡参寥 禅宗 仏教 検）仏陀浄土真宗浄土宗真言宗天台宗日蓮宗空海親鸞法然密教 戦前明治大正古書OM。白楽天の有名な漢詩です。梅園春男著 本居豊穎序『形状言五種活用図 全』明治7年 泰民堂刊（栃木県）形容詞論 国文学者 国学者 国語学 明治時代和本。紫式部が「真木柱」を書くに際し、「白楽天・漢詩集」の漢詩を熟読したうえで「源氏物語」の「真木柱の巻」を書いていることがわかります。★0542和本江戸期医学写本「小児薬方/金瘡口伝養性集ほか」1冊/古書古文書/手書き。この原詩の言葉の引用は、「真木柱の巻」に用いられていることで広く知られている。近江彦根藩領出流原村古文書●明治１９年　赤見村地誌編輯材料取調書　６３丁　下野国安蘇郡赤見村　現在の栃木県佐野市　240131　148。紫式部がこの原詩に親しんでいたことがわかる。☆E0324和本江戸享保10年（1725）儒学儒教「童子習」全1冊/浅見文次郎訓点/古書古文書/木版摺り。
漢詩の落款の意味	原本上部の漢詩の落款は、「讃」と称されるもので、古来、掛軸の書画に第三者がお褒めの言葉を書き込むもので元々は自筆でした。工藝 78号 “文字” 柳宗悦 日本民藝協会 機関誌 1,000部限定/伝統工芸 民芸運動 棟方志功 芹沢銈介 鈴木繁男 王羲之 書聖 蘭亭序 漢書 漆。貴族から始まり藩主、あるいは高名な茶人や僧侶が書かれて、それが茶会の「掛軸」に装丁されて披露されておりました。Y3B3-240517 レア［和歌布留能山不美 秋冬］。　特に出雲・松江藩などの茶道の盛んな大名家の所蔵する自筆などに「讃」が付され、後に自筆に代わり、石刻による「漢詩」の篆書が「讃」として用いられました。白衣観音大士神呪 唐本漢籍 検索⇒中華民国 木版刷 経折本 佛経 写経 藏経洞 古籍善本 支那 敦煌 彫版 刻経 佛教 木刻本 筒子頁 経書 写経。　「茶事」は、「ヨーロッパの晩餐会（ばんさんかい）」とも言われます。完品『小倉百人一首』大正3年 大日本国風会刊 彩色木版画譜 池辺義象・阪正臣・千葉胤明・小野鷲堂・加藤義清・大口鯛二。晩餐会では、「ワインを楽しむために行われる」ところも似ています。■二葉亭四迷　■『片戀』（片恋）　■「奇遇」「あひびき」収録　■春陽堂刊 　■折込口絵あり。とりわけ、茶室に入って行うことは、床の間の「掛け軸」（かけじく）を拝見（はいけん）することです。■八切史学『天の日本古代史研究』八切止夫著。昭和57年初版凾帯。日本シェル出版発行。斯界諸説を換骨奪胎する泰斗。神代文字論も言及。。茶道では「掛け軸は最高のごちそう」といわれております。小原鉄心『鐵心居小稿』弘化4年 有竹詞屋蔵梓 江戸時代和本 漢詩集 美濃大垣藩城代 鉄心居小稿。とりわけ、漢詩の落款は、ただ、古典の漢詩を入れればいいという単純なものではなく、たとえば、「源氏物語」の場合、原本の中に込められている紫式部が考えた知識を読み解くことにあります。C61-071 紋の志をり 全体的に汚れ・折れ多数有り・状態悪い レトロ 貴重。「讃」の中に有名な白楽天の漢詩を単純に落款として入れたのではなく、紫式部が原本の中に白楽天の漢詩を読み込んでいることを知ったうえで漢詩を選んでおります。古文書 和書 「後三年軍記 （乾 坤）」 奥羽軍志 歴史資料 奥州 奥羽 東北（レターパックライト発送）。　落款の「讃」の元になるその原文の個所には、 「年光東流水」（年光東流の水）漢文の篆書印が押捺されている。孫忠靖公文抄 3冊揃 孫伝庭撰/王欣欣 明治4 中国史 明末反乱 高迎祥 王嘉胤 中華王朝漢文中国詩文漢詩 検） 戦前明治大正古書古文書写本NY。言葉の意味は、「時間の流れは東へと流れる川の水のように止まることなく流れてゆく」です。旧約聖書 小預言書講解 2冊揃 堀内文一 日本自由メソジスト教会 キリスト教 新約聖書旧約聖書 検）神学宗教学カトリック プロテスタントOA。白楽天の有名な漢詩です。長谷川伸旧蔵書 鈴木啓之（三門博）編 長谷川伸序文『浪曲新作集』昭和24年刊。この漢詩は「白氏文集」に由来するものです。★A40和本明治42年3版大倉書店ちりめん細工古書「裁縫おさいくもの」1冊/共立女子職業学校/伊藤文子ほか。 つまり、原文の内容に関する漢詩の落款を押捺しているのは、茶会における床の間の「掛け軸」（かけじく）を拝見（はいけん）の際に、茶会を主催する亭主が、客に「最高のごちそう」を振る舞うために披露したものです。石井研堂編『日本漂流譚 第二篇』明治26年 学齢館刊 明治時代和本（和装活字本）彩色木版画入。茶会の際に落款に記された由来を知った客が広くそのことを社会に広めたために結果的に、多くの茶会に開催される「最高のごちそう」として原文に関係する漢詩の落款を付したものです。【B0044P016】希少 古書 象山佐久間先生櫻賦附詩 明治15年 日本文学 象山佐久間先生桜の賦 佐久間象山 古本 書籍 骨董品 古美術 古物 珍品。「落款」の漢詩の由来を待合において説明する際に、長い時間を要し、茶会における貴重な時間であったと推定されております。河蛙考　文政九年　写本。
自筆の希少価値について	自筆の稀少価値は、和紙の生成技法の緻密さにあります。戦前沖縄の貴重な写真！／[沖縄文化の遺宝／本篇と写真篇の2冊1組／鎌倉芳太郎著]／琉球絵画／琉球の工芸。上の「拡大断層（MRI）写真」でわかる通り、極めて薄い和紙の上に墨の文字がくっきりと浮き上がるように「源氏物語」の文字が記されております。池田文太郎翁　(秋田県仙北郡高梨村)　 後藤寅之助(後藤宙外)編　昭和5年　和装。 出品している書の「断層（MRI）写真」の原板は、レントゲン写真と同じ新聞の半分ほどの大きさのフィルムです。和本「百家説林」全10冊揃 明治23～25年初版 江戸時代の諸家の随筆/雑考 挿絵 (古文書 資料。肉眼では見ることのできない和紙の繊維の一本一本のミクロの世界を見ることができます。川田孝吉編『明治新撰帝国無双玉篇 全』明治28年 上田屋蔵版 印記「長野県北佐久郡平原学校」明治時代和本（銅版本）漢字字典。日本国内では医療用以外には見ることのできない書の「断層（MRI）写真」です。講談社の絵本★「漫画と教育講談」昭和13年4月　新開けんの介　石田英助　井上一雄　田川水泡　長谷川町子　講談社。 古切の書は、一旦表装を剥離し分析と鑑定検査のために「断層（MRI）写真撮影」をしております。黙示録の現代研究 千葉勇五郎 昭10 バプテスト派 日本基督教団 キリスト教 新約聖書 神学宗教学カトリックプロテスタント 戦前明治大正OA。撮影後、展示のために再表装をしております。Y3B3-240517 レア［和歌布留能山不美 雑 文政］。掛軸や屏風にすることが可能なように、「Removable Paste（再剥離用糊）」を使用しているため、自筆の書に影響をあたえずに、容易に「剥離」することができるような特殊な表装となっております。松亭金水作 歌川国麿画『春情心の多気』（全3編揃）江戸後期頃刊 艶本 江戸時代和本（薄葉紙本）絵入本 浮世絵。
断層(MRI)写真	従来、日本の古美術の鑑定の際の分析・解析は、エックス線写真、赤外写真、顕微鏡が中心です。肉蒲団（一名覚後禅）情隠先生編 4冊揃　明治期 道元 禅宗曹洞宗　仏教　検）仏陀 因果応報 戦前明治大正古書和書古文書写本古本 NY。一方、アメリカやイギリスでは研究が進み和紙の組成状況を精確に分析・解析をするために断層(MRI)写真が利用されており、今回の出品に際し、「断層(MRI)写真」を資料として出しました。浅井了意『鎌倉北条九代記』（全十二巻十二冊揃）延宝3年 渋川清右衛門版 江戸時代和本 鎌倉時代・北条執権時代の日本史書。本物を見分けるための欧米の進んだ分析・解析技術を見ることができます。平洲全集　高瀬代次郎　大正10年　/Y上。
寸法	「源氏物語」自筆の大きさ　タテ２１．８センチ　ヨコ１２．８センチ。平井蒼太（平井通）編『哀歓』（3冊セット＝第2冊～第4冊）昭和24-25年 哀歓社刊 江戸川乱歩実弟。額縁の大きさは　タテ３７．０センチ　ヨコ２８．０センチです。1823年 傷寒論 漢張仲景 検索⇒唐本漢籍 李時珍 古籍善本 木刻 脈経 千金方 孫真人 金匱要略 本草綱目 黄帝内経 彫版 支那 難経 神農本草経。額縁は新品です。C61-093 太平義臣傳 七 全体的に汚れ・破れ・折れ有り レトロ 貴重。
「源氏物語」の自筆について	１・筆跡の分析について 　国内における鑑定人は、自筆の筆者を識別するために、個々の文字ごとに字画線の交叉する位置や角度や位置など、組み合わせられた字画線間に見られる関係性によって、個人癖の特徴を見出して識別する方法、また個々の文字における、画線の長辺、湾曲度、直線性や断続の状態、点画の形態などに見られる筆跡の特徴によって識別する方法、そして、書の勢い、速さ、力加減、滑らかさ、などの筆勢によって識別する方法が一般的な手法です。J24021705〇闢邪小言 ４巻４冊揃 大橋順(訥庵) 安政四年 幕末尊皇論〇和本古書古文書。 一方、欧米では一般的には、「筆者識別（Handwriting Analysis）」と呼ばれる文字解析をコンピューターの数値によって解析しております。羽鳥文作旧蔵書 清水浜臣編『近葉菅根集』（全5冊揃）文化12年刊 森鴎外「羽鳥千尋」のモデルとなった羽鳥千尋の父 江戸時代和本。数値解析は、文字の筆順に従いX、Y座標を読み、そのX、Y座標をコンピューターへ入力後、コンピューターによって多変量解析を行うものです。☆E0313和本江戸期「日本書籍考/経典題説」全1冊/林羅山/古書古文書/木版摺り。解析の基準となるのが「ドーバート基準」で、アメリカでは日本国内の画像データを自動的に収集、自筆の分析に際し、数値データをコンピューターで自動的に解析し「極似」した画像データによって筆者を識別する研究が進んでおります。長谷川伸旧蔵書『蒙古寇紀 全』限定1000部 昭和6年 元寇弘安役六百五十年記念会（賀茂百樹）刊 肥前松浦家所蔵本複製版。 ２・大炊御門宗氏（おおいのみかど むねうじ）の自筆の特定について 自筆の筆者は、書体、書風から京都の公卿によって書かれたものであるはわかっていたが、昭和38年以来、筆者名は特定されていなかった。増山守正著 久保田米僊画『旧習一新』（全2冊揃）明治8年 川勝徳次郎他刊 明治時代和本 彩色木版画多数入 文明開化を描く。その後、「筆者識別（Handwriting Analysis）」と呼ばれる文字解析と並行し、奥書の「宗」の字の下の文字が判読できずにいた。肥田式強健術/創始者・肥田春充/古今東西の体育法・健康法を研究し「強健術」を考案・気合術を基礎とした体育法で心身の改造を目的とする。それが、技術の進歩により「宗」の下の文字が「氏」と判読された結果、南北朝時代から室町時代前期の公卿であった「大炊御門宗氏（おおいのみかど むねうじ）」であることが判明した。伊勢貞丈『貞丈雑記』（4巻5冊セット＝巻1～4）天保15年 岡田鼎蔵版 江戸時代和本 有職故実書。 「源氏物語」には、応永五年（1398）～応永十三年（1406）までの複数の年号の記載があることから、大炊御門宗氏が２３歳から３１歳までの間に書かれたものと推定されている。浄土論隋釈　月珠　嘉永7年　仏教 江戸時代　検）仏陀浄土真宗浄土宗真言宗空海親鸞法然密教 古書和書古本古文書 真宗大谷派 NR。宗氏は、正二位・内大臣まで昇進したのち、応永28年（1421）４７歳で没している。仙傳抄 上下巻セット 日本華道社 仙伝抄 田中重太郎 岡田幸三 昭和56年発行 日本華道社 池坊 華道 生け花 古書。 ３・自筆「源氏物語」の旧・所蔵者の特定の経緯について 近衛基熙の旧・所蔵の特定は、「花押」の写真照合技術によるものです。番附　御免力持。アメリカのコンピューターを用い、「筆者識別（Handwriting Analysis）」と呼ばれる文字解析を、花押の照合に応用し、指紋の照合方法と同じ手法により99.9パーセントの確率で特定に至ったものです。中金正衡『大倭語学手引草 前編』（全2冊揃）明治4年 自笑軒蔵版 元袋付（浮世絵師・歌川国員）明治時代和本 日本語文法書・国語学書 国学。 ４・近衛基熙（このえもとひろ）について 近衛基熙は、慶安元年（1648年）3月6日、近衛尚嗣（関白・左大臣）の長男として誕生。白虎通徳論。母は後水尾天皇皇女女二宮。古文書 書簡 辻永 つじひさし 中山森彦 宛て 水戸市 白馬会 帝展 日展 文化功労者 洋画家 植物画 封筒付き（レターパックライト発送）。実母は近衛家女房（瑤林院）。高島嘉右衛門編『清国大家書集』明治35年 高島嘉右衛門刊 明治時代和本 中国書家・書道資料 中国清朝。幼名は多治丸。引札　紙巻たばこと葉巻。父、尚嗣が早世し、尚嗣と正室女二宮の間には男子がなかったため、後水尾上皇の命により、近衛家の外にあった基熙が迎えられて上皇の保護下で育てられた。小田島孤舟『歌集 秋遅草』昭和13年 杉風会刊（岩手県盛岡市）著者直筆献呈署名入 花巻市出身の歌人 萬鉄五郎の同級生。承応3年（1654年）12月に元服して正五位下に叙せられ、左近衛権少将となる。竹林哲・豊原善作編『机頭小圃/墨窓小品』（全4冊揃）明治13年 青木恒三郎刊 漢詩集/彩色木版画譜 明治時代和本 中国趣味 煎茶趣味。以後、摂関家の当主として累進し、翌年明暦元年（1655年）従三位に上り公卿に列せられる。詠歌大概抄。明暦2年（1656年）に権中納言、万治元年（1658年）に権大納言となり、寛文4年（1664年）11月23日には後水尾上皇の皇女常子内親王を正室に賜った。古文書 傳燈大阿闍梨律厳 許可密栓 享和3年 江戸時代 仏教 密教 真言宗 空海 検）天台宗仏陀浄土真宗浄土宗親鸞法然本西院流印信案密印NP。寛文5年（1665年）6月、18歳で内大臣に任じられ、寛文11年（1671年）には右大臣、さらに延宝5年（1677年）に左大臣へ進み、長い時を経て元禄3年（1690年）1月に関白に昇進した。(中国・清)王潤洲撰 山本北山撰『虚字啓蒙 詩用虚字 全』天保6年 山城屋佐兵衛他刊 江戸時代和本 唐本 漢籍和刻本。近衛基熙は、寛文5年（1665年）から晩年まで『基熈公記』で知られる日記を書いている
HP	近衛基熙・旧所蔵「源氏物語」自筆を出品いたしました。☆E0293大正14年（1925）古地図「大正最新樺太精図」1点/嵯峨野彦太郎/小島大盛堂。出品以外の所蔵品を紹介した出品者のホームページ「源氏物語の世界」をご覧ください。★0462本江戸期有職故実随筆写本「湯土問答」全1冊/古書古文書/手書き/湯浅元禎(湯浅常山)/土肥経平/古書古文書/手書き。 ツイッター「源氏物語の世界」も合わせてご覧ください。増訂　万年青図譜　篠常五郎　明治33年。

不昧公　公卿　肉筆 保障 保証 真筆 真筆 親筆 古筆 本物保証 本物保障 室町 掛軸 掛け軸 自筆 天皇 茶道具 宗鑑 良寛 伝来 歌仙 極め 極札 極め札 鑑定